1.一路鎌倉へ | 2010年1月17日 最寄 -> 茅ヶ崎駅 -> 大船駅 -> 鎌倉駅 |
|
9:28(宮山駅付近)
17日朝。遅刻ではないのだが、もっと早く出てもよかったかもと思いつつ、最寄から移動して相模線に乗車。
相模線で南下し、終点茅ヶ崎から東海道本線で大船を経由して鎌倉を目指すことにしていた。
茅ヶ崎9時43分着の860Fで、一路東海道本線の接続駅、湘南は茅ヶ崎を目指す。
写真は相模線の宮山駅付近。
「圏央道」を構成する区間の造成中である。 相模線 宮山駅付近にて
|
|
9:32(寒川駅)
寒川駅で列車交換のため数分間停車。
相模線は、首都圏では数少ない「全線単線」の路線である。
写真は寒川駅にある、起点茅ヶ崎駅から5kmの位置を示すキロポスト。
その奥、黄金の雑草の向こうに一条の鉄路が見えるだろうか。
あれは、かつてこの寒川駅から伸びていた「西寒川支線」のものではないかと推測している。 寒川駅 5kmポスト
|
|
橋本・八王子方面を向く。
この通り、現役線の脇に怪しいスペースがある。
しかも写真の車止めは、先ほどの雑草に埋もれた線路の延長上にあるから、推測の信憑性はある程度はありそうだ。 相模線 寒川駅
|
|
神奈川県では使う機会が殆どない押しボタン。
相模線の205系のこの押しボタンは、心地よい押し心地と金属的な冷たさを持っている。 205系 ドア開閉用押しボタン
|
|
茅ヶ崎9時47分発の794Mに乗車し、横須賀線に乗り換えるために大船を目指す。
大船着は9時59分、鎌倉への横須賀線839Sは10時1分発。
乗り換え時間は2分であったが、事前に乗車する列車までは確定していなかったため、特別急いだわけではなかった。
この間、東海道本線の車内で土間氏が「ぶらり鎌倉」の撮影から合流することが決定した。
彼がこの「ぶらり鎌倉」に興味があると思っていなかっただけに、若干の驚きはあった。
ともあれ、私達はひとまず撮影地最寄の鎌倉駅で落ち合うことにした。
特にこの間鉄道写真は撮っていないようだ。鎌倉駅の駅名標を撮っておくべきだった。
まともな写真がないので、こんな写真でお茶を濁す。
これは一応鎌倉駅での写真である。アンテナにカラス(左上)とトビ(右下)が留まっている。
この後鎌倉の街並みを歩いているうちに、鎌倉にはトビがそこそこ多いことが分かった。 鎌倉駅にて
|
2.鎌倉の“あをいるか” | 2010年1月17日 移動:鎌倉駅 -> 扇ヶ谷踏切 -> 寿福寺踏切 |
|
10:14(鎌倉駅)
鎌倉駅は、恐らくハイキングに向かわれるのであろう人々の姿が目立った。
土間氏は、私の後続、鎌倉10時10分着の列車でやってきた。
10時14分、私達はひとまず下車して、少し寄り道をしてから撮影地に向かうことにした。
寄り道は凄く楽しく二人とも非常に盛り上がりましたが、
多分皆様がご覧になっても面白みに乏しいと思うので割愛させていただきます^^;
写真は、撮影地に向かう際に低空を飛行していたトビ。
私も土間氏もしばしレンズを澄み渡る空を旋回するトビに向けていた。 |
|
10時40分頃、寄り道の後撮影予定地の「扇ヶ谷踏切」に到着した。
知名度はあるようだが、私自身は初めての撮影なので、まずは6両のK60編成を撮影するのに向くかを試すことにした。 扇ヶ谷踏切:鎌倉市扇ガ谷
|
|
10:45
踏切から線路にレンズを向けながら、距離・角度を考えつつ、試し撮り。
次に来た列車で編成を入れてみてどんな感じになるかを確かめようとしていたところ……
なんと、鎌倉臨として「ぶらり鎌倉」より先行して鎌倉に到着する「やまなみ」が来てしまったのだ。
「やまなみ」が「ぶらり鎌倉」のほんの少し前にやってくることは知ってはいたのだが、
直前に頭から抜け落ちていて……^^;
ともあれ「やまなみ」が短い編成であったことが幸いし、全体を収めることが出来た。 扇ヶ谷踏切:鎌倉市扇ガ谷
|
|
この結果として、扇ヶ谷踏切は「ぶらり鎌倉」の撮影には向かないことが分かった。
という訳で、目視できる距離にあるひとつ大船寄りの踏切「寿福寺踏切」に移動することにした。
至近距離にあるこの寿福寺踏切は扇ヶ谷踏切よりも有名な撮影地で、
扇ヶ谷踏切での撮影がうまくいかなかった時のために事前にチェック済みだった。
何故最初から寿福寺踏切を選ばなかったのかというと、「望遠が必要」というような情報を目にしたからである。
実際は200mで十分であったので、杞憂であった^^;
既に寿福寺踏切には先客の方が1名いらしたが、最終的には我々を含めた3名以外には誰も来ず、
少人数の和気藹々とした雰囲気で撮影が出来た。
しかもこの先客の方は、「私はムービーだから、よかったら来たときにしゃがもうか?」と、我々にご配慮下さった。
この場を借りて、御礼申し上げたい。有難う御座いました。
写真は、寿福寺踏切から200mで大船方を臨んだもの。
付近にはS字カーブがあり、0角度も狙える。 寿福寺踏切:鎌倉市扇ガ谷
|
|
10:51 作例。「ぶらり鎌倉」まで練習である。
個人的には好きな地点ではあるが、15両編成は尻切れトンボになってしまうという難点もある。
短い10両編成の列車か、横須賀線に入ってくる臨時列車・ジョイフルトレイン向きだろうか。 寿福寺踏切:鎌倉市扇ガ谷 |
|
10時53分、写真の通り寿福寺踏切は「ド順光/バリ順」の時間帯を迎えていた。
期待に思わず胸が高鳴る。 寿福寺踏切:鎌倉市扇ガ谷 |
|
10:57
10時57分、横須賀線下り列車で最後の練習。
帰宅後気付いたが、この車両は更新車だった。
非更新車とはデザインに若干差が出ている(詳しくは次の写真で)。 寿福寺踏切:鎌倉市扇ガ谷
|
|
左が非更新車、右が更新車である。
この写真から分かる差異を挙げると、
・前面のステッカー ・ラインの色・形状 の2点である。
まずステッカーだが、非更新車には上段に「EAST JAPAN RAILWAY COMPANY」・下段に「E217」の文字とE217系のイメージロゴがあるが、更新車は上段にJRのロゴ、下段に「EAST JAPAN RAILWAY COMPANY」の文字が配され、E217系のイメージロゴは無くなっている。
続いてラインの形状だが、非更新車の青いラインは紺色に近く、端は丸みを帯びているが、非更新車の青いラインはK60のようなロイヤルブルーに近く、端は平行四辺形型になっている。
なおこの写真からは判然としないが、スカートにも変更があるようだ。
|
|
11:01 ……来た!!
|
11時1分、カーブの向こうから白地に青いラインの車両が姿を現した。
ほぼ半年ぶり、私の大のお気に入り車両、K60編成である。
しかもただのK60編成ではなく、「ぶらり鎌倉」としてのK60編成である!
|
|
後撃ちは若干手間取り尻切れトンボに。
写真の感じからして、どう足掻いても切れていた撮影位置だったとは思うが……
あー、それにしてもさっきの写真、電線影かかっちゃったなー、勿体無いなー 寿福寺踏切:鎌倉市扇ガ谷
|
|
――私と485系K60編成の初めての出会いは、2007年6月25日のこと。
たまたま横浜駅でK60「ぶらり鎌倉」と出会ったのだ。
運転台側面に描かれた3匹のイルカと「485express」の文字。
白地に青の美しい塗色、流れるような金文体のヘッドマーク・方向幕。
私は、その時K60にひとめ惚れした。
以来K60は私のお気に入りの車両の上位に君臨し続け、私は事ある毎にK60を追っている。
写真は、初めてK60と出会った時のものである。
|
|
ここで先客の同業者の方とお別れして、鎌倉駅へと戻る。
「行きとは違う道を行こう」ということで、横須賀線の東側を歩くルートを帰途に設定した。
私と土間氏のこの「行きとは違う道を行く」というのは定番になりつつある。
初めてこれをふたりで行ったのは、2009年12月末の合同調査の際である。
当然、往路とは違う道を行く結果として、行きには見ることのなかったものに出会えるので、楽しさ2倍。
復路では「雪ノ下」という地名に出会った。扇ヶ谷踏切のすぐ東である。
鎌倉駅から歩いてきた横須賀線の西側の道は扇ガ谷にあるので、
もし違う道を歩いていなければこの地名には出会わなかった。 扇ヶ谷踏切(東側):鎌倉市雪ノ下
|
|
素敵な地名だったのでもう一枚撮っている。
今度から駅名標だけでなく、住所のこのプレートも撮ろうと思う(笑
「雪ノ下」に互いに感じるものがあった二人は、鎌倉へとゆく雪ノ下の途上で、
ゆ「雪ノ下かー、いい名前だなあ。雪が降ったら埋もれちゃうのかなー。」
土「次は雪ノ下ー、雪ノ下ー。(車内放送)」
ゆ「……ホームが埋もれちゃってて分からなかったりして(笑)。」
というやり取りを筆頭にしたなんともアホな(×)会話をしていた。 鎌倉市雪ノ下にて
|
|
雪ノ下の公園でウサギを見つけた。
目が可愛くないぃぃぃっ(涙 鎌倉市雪ノ下にて
|
|
そうこうしているうちに雪ノ下を出て「小町」に入った。
これが鎌倉のかの「小町通」との関連があると気付くのはしばし後の話である。
小町って聞いたら、綺麗な女性とかE3系のことしか頭になくて……(蹴 鎌倉市小町にて
|
|
11:18(鎌倉駅東口)
鎌倉駅東口に戻ってきた。
ここから「ぶらり鎌倉」の回送を迎撃すべく横浜を目指す、はずだったが…… 鎌倉駅東口
|
|
やってしまった、
のんびり歩きすぎて、回送と鎌倉駅で出会ってしまった!
どうしようもないので、とにかく、私達は横浜を目指すことにした。
前々より計画をしていた京急本線の廃駅「平沼駅」の調査を、この時間にねじ込もう、というのであった。
鎌倉駅にて
|
2010年1月17日 出撃レポート #2 に続きます
485系K60編成「ぶらり鎌倉」の迎撃に成功した私達は、一路横浜を目指す。
更なる都会の風吹く横浜臨海の地に、時の止まった駅や路線が眠っていた――
気まぐれ屋ふたりでゆく、気まぐれな横浜歩きは次回の「#2」にて。公開に乞うご期待。
Copyright © 2007 - 2010, Yukihuri Hoshimi, All Right Reserved.
Cielo Estrellado
全ての画像・文章の無断転載および無断使用を禁ず